【3.0レポート】「スーツの男たち」

スーツの男たち

「スーツの男たち」

(“Men in Suits―Three Plays about the Mafia” by
Jason Milliganジェイソン・ミリガン作 「スーツの男たち―マフィアについての三部作」)

「スーツの男たち」、これは「スーツの男たち―マフィアについての三部作」、今回はその第一部の上演となる。
ピアノの旋律が響き、幕開き。2人の男、しきりにメモ用紙に何かを書いているマックス(安西慎太郎)、そのそばでしきりに話かけるボビー(章平)、イライラが募るボビーに対して落ち着いているマックス、2人はある人物を待っていた、殺すために。乱暴な言葉遣い、下品な内容、雑踏の音、不穏な旋律、暗転し、場面は変わる。予定通り殺人をしたつもりが、間違って違う男を殺してしまった。「お前は違う奴を刺した」と言い放つマックス、ボビーはマイナス思考でますます焦りまくる。さあ、どうする?で、ボス(羽場裕一)のところに行くことになるが……。
この2人の会話から関係性や性格が透けて見える。マックスとボビーは古い付き合い、幼馴染で、互いのことは知り尽くしている感があるが、実際のところは不透明。ボスのところに行く途中、事故に遭いかけたり、なかなかにスリリングな道中でロードムービーのよう。途中、店に寄ってドリンクを飲んだりしながらもボスのところにたどり着く。
マフィアという点を除けば、どこかにいそうな2人組、その会話も他愛もなく、“ああ言えばこう言う”の繰り返しのように見えるが、少しずつ、2人の思考や将来への想いがうっすらと透けて見えてくる。マックスは夢にうなされるシーンがあり、ちょっと精神的に病んでいる様子、それはボビーもうっすら気づいている。

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