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【レポート】バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕

スターダンサーズ・バレエ団

バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕

ドラゴンクエストシリーズは1986年5月27日に発売された「ドラゴンクエスト」を第1作とするが、今年2017年7月29日には「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が発売される。実に30年を超えようとしているシリーズ、昨年は30周年を記念して『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』が実施されている。
実は初舞台化(バレエ化)は早く、1995年に初演、それから回を重ねて、上海公演も実施、この2017年公演では衣裳と舞台装置が一新されている。舞台装置と衣裳は世界的なデザイナーであるディック・バード、特殊衣裳はロバート・アルソップ、衣裳製作とスーパーバイザーはトリシャ・ホプキンス。ディック・バードは2015年に英国劇場賞最高美術デザイン賞を受賞、手掛けた作品はニューヨークのメトロポリタンオペラ及びイングリッシュ・ナショナル・オペラの「真珠採り」やシェイクスピア・グローブ座製作の「オセロー」や「お気に召すまま」等。ロバート・アルソップは「スターウォーズ」や「Gladiator」等の映画の衣裳も手掛けている。
ストーリーは原作ゲームをリスペクトしたもので魔王を倒す冒険譚になっている。よってロトの紋章が入った鎧や剣、天空の城や天空の兜が登場する。
楽曲はもちろん!すぎやまこういち氏、曲のほとんどは交響組曲「ドラゴンクエスト」からであるが実はこのバレエのために作曲した曲もある。
もともとの企画は音楽評論家の佐野光司氏とすぎやまこういち氏からスターダンサーズバレエ団にこの「ドラゴンクエスト」をバレエ化して欲しいという依頼があったからだそうである。ゲームやコミック等を舞台化すること自体が珍しかった時代、演出・振付の鈴木稔氏がゲームファンだったこともあり、紆余曲折を経ての初演だったようである。

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