幽劇

なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは橘ケンチ、味方良介、多和田秀弥、高橋健介、伊万里 有、田中涼星、有澤樟太郎、三浦宏規、井阪郁巳、和泉宗兵、荒木宏文。
まず橘ケンチが挨拶したが「舞台は4年ぶり」と笑う。4年ものギャップがあるとは感じさせない頼もしさ、そこは流石だ。味方良介は「(僕達の)生き様を見て今後の人生を考えてくれれば」と意味深な発言で場を和ませた。多和田秀弥は「野球が好きな役」と語ったが、殺陣は野球のバットを振り回して大活躍。高橋健介は「バカをやってます」と語ったが、そのバカぶりはちょっと可愛らしいところも合って憎めない。伊万里 有は自身の役を「色気のある役」と評したが、メガネキャラで、メガネをしじゅう直しての仕草が特徴的であった。有澤樟太郎は「やったことのない役」だそうだが、彼の振り切った演技は注目だ。井阪郁巳は「我慢出来ないしょーもない役」だそうで、その“もう我慢出来ない!”な瞬間は茶目っ気たっぷり。三浦宏規は「爽やかにいきたい」とコメント、スポーツに打ち込むキャラクターで柄に合っていてここはキャスティングの妙。カンパニー最年長の和泉宗兵はロマンスグレーがよく似合うが「作品を愛しています」と渋い発言。田中涼星は「スタイリッシュに動いていきたい」と抱負を述べたが、長い手足を生かしたアクションは目を見張るものがあった。記者からの質問で「姿が見えなくなったら?」でここはかなりユーモアたっぷりの珍回答!橘ケンチは「開演10分前に外を歩いている人を劇場へ!」座長っぽい発言で共演者からヤンヤ。荒木宏文は「(公演の)チラシのポスティング」、ナルホド〜な空気が流れた。また「これをやり残したら死ねないこと」という質問に対して味方良介は「舞台上で怪我なく千秋楽を迎えられないと成仏出来ない!」と役者魂を見せた。また稽古中のエピソードになり橘ケンチが「20歳ぐらいの気分になった」とコメントしたが、他の若手共演者から「一番体力がある!」と言われていたが、殺陣も余裕ある雰囲気でこなしていたのが印象的であった。
作品に関しては荒木宏文が「オリジナルストーリーなので答えを知らないことが面白い」とコメント。原作モノ、小説でもコミックでも原作を読んだり見たりすれば、オチも何もかもがわかってしますが、こういったオリジナル物は「劇場に行って初めてわかる」がポイント。締めの挨拶で橘ケンチが「人間ドラマ、楽しく観に来てください!」と最後にしめくくったが、幽霊を通して人と人との関わり合いや生き様、想いが描かれている本作、真夏の新しいゴースト話だ。

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