舞台「煉獄に笑う」

キャラクターの体現もバッチリで秀吉への忠誠心が強い石田佐吉、一度決めたことはとことんやり遂げようとする。ちょっと天然だが、熱い一面もある石田佐吉を鈴木拡樹がキッチリと演じる。双子の曇芭恋と曇阿国、崎山つばさと前島亜美の息がぴたりと合ってコミカルなシーンはなかなかお茶目だ。また、やたら強そうな百地丹波(GPでは吉野圭吾、角川裕明とのWキャスト)、史実では戦国時代の土豪で、伊賀流忍術の祖とされている。この忍者の実力を脅威に感じた織田信長は天正9年に大軍を率いて侵攻を開始、丹波は抵抗したが、あえなく多くの一族と共に戦死したと伝えられている(天正伊賀の乱)。この「煉獄に笑う」では、もちろん史実とは異なるが、いずれにせよ手強い相手であることには変わりがない。また丹波率いる面々も個性的で百地海斗(小野健斗)や百地一波(納谷健)始め、ところどころで“キャラ”発揮、ここも見どころだ。
原作を知っていればどこで「あっと驚く」展開になるかはわかっているが、それでも面白い。最後のラスト、そしてカーテンコールの後のエピローグはかなり意味深。ファンなら知っているが、この「煉獄に笑う」は安土桃山時代で、その300年後が「曇天に笑う」、その600年前の物語が「泡沫に笑う」で鎌倉時代となる。多重に楽しめるコンテンツ、来年の映画版も楽しみだ。

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