• HOME
  • ブログ
  • 【オフィシャルレポート】来日公演ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』東急シアターオーブで開幕!
ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

【オフィシャルレポート】来日公演ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』東急シアターオーブで開幕!

来日公演ブロードウェイミュージカル
『コーラスライン』
東急シアターオーブで開幕!

ブロードウェイミュージカルの金字塔!『コーラスライン』の来日公演が、8月15日(水)に渋谷・東急シアターオーブで開幕した。26日まで同劇場で上演ののち、横浜、浜松、大阪、東京凱旋(東京国際フォーラム ホールC)と、9月9日(日)まで上演される。

『コーラスライン』は1975年に初演され、翌1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出・振付賞・脚本賞・楽曲賞など計9部門を制覇。ピュリツァー賞演劇部門でも受賞を果たした。1985年、ハリウッドでミュージカル映画化。初演版は約15年の大ロングランの末、1990年に閉幕した。2006年、初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕し、トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネート(2008年閉幕)。同公演のキャスティング模様を綴った2008年のドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」も大きな話題を集めた。同リバイバル版の来日公演は2009年、2011年に行われ、今回が7年ぶりの来日公演となる。

ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

胸高鳴る音楽とダンス。ゴージャスな舞台セットや、きらびやかな衣裳、スポットライトに包まれたスター。そんな脚光をわずかしか浴びることのない、アンサンブルダンサーたちの物語。その苦悩や挫折、年齢・容姿・人種といった自分らしさと向き合いながら、夢に向かって邁進する彼らのひたむきな人生は、暗闇に包まれた客席で華やかな舞台を見つめる私たち観客の姿とも重なる。

ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

開幕に先駆けて、マスコミ向けのフォトコールが行われ、「One:Reprise(ワン:リプライズ)」「At the Ballet(アット・ザ・バレエ)」「What I did for Love(愛のためにしたことは)」の3曲が披露された。「One:Reprise(ワン:リプライズ)」は、これぞ『コーラスライン』という、全員がゴールドの衣裳に身を包み、全員が一体となって踊るフィナーレ。晴れやかな笑顔と、全員が並んだラインダンスに高揚した。「At the Ballet(アット・ザ・バレエ)」は、少女時代にどんな苦しい環境でもバレエを踊っている世界では、全てが美しかったとシーラ、ビビ、マギーが歌うナンバー。彼女たち3人の笑顔が眩しい。「What I did for Love(愛のためにしたことは)」は、ディアナを中心に、私達が愛する夢のために捧げたことは悔やまないと、ダンスへの思いを全員で歌い上げた。

飾り気のないシンプルな舞台で繰り広げられる『コーラスライン』の魅力は、21世紀の今も色褪せることはない。舞台上のダンサーだけでなく、毎日を懸命に生きるすべての人々に贈られる物語をその目に焼き付けてほしい。

ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』

(撮影・文/岩村美佳)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。