ミュージカル『Dance with Devils』

  • 2016/3/3
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 2015年10月〜12月まで放送されたテレビアニメ『Dance with Devils』が早くも舞台化、ミュージカル仕立てのダークファンタジーである。このアニメは女性向けコンテンツメーカー・Rejetと音楽制作ブランド・Elements Gardenが初タッグを組み、ドラマティックな愛を描いており、“ミュージカル”の名の通り、キャラクターたちは 作中で想いを伝えるために“歌を歌う”、という斬新な演出方法が取り入れられ注目されている。
 主人公は四皇學園(しこうがくえん)に通う高校2年生・立華リツカ。ある日、生徒会以外の出入りを禁止されている「第三図書館」に校則違反の疑いで呼び出され、そこで生徒会長の鉤貫レムをはじめとする四皇學園生徒会の面々と対面。実は彼らの正体は「禁断のグリモワール」を狙うアクマであった。「禁断のグリモワール」とは、それを手にしたものは世界を支配出来る、というものである。リツカは身の潔白を主張し、図書館を退出、それから帰宅したが、なんと家が荒らされており、母のマリアは何者かに連れ去られていた。さらに謎の男がリツカを襲い、その男は「禁断のグリモワール」の在処を聞き出そうとしたのだった。そこへレムが現れてリツカを救う。レムの話によると「校内で悪魔崇拝をしている生徒がいるらしく、彼らは『禁断のグリモワール』を探している」とのことであった。その後、再び第三図書館を訪れたリツカはレムから母が軽井沢へ連れ去られた可能性があることを聞き、同地にある祖父の家にレムと共に向かうが、そこには誰もおらず、ヴァンパイアに家を放火されるも、レムのおかげでリツカは無事に助け出される。帰京した2人、そこには留学から緊急帰国したリツカの兄・リンドがいた。禁断のグリモワールとは……そしてリツカの運命は……というのがテレビアニメ版の序盤のあらすじである。
 舞台版はオリジナルストーリーだが、テレビアニメ版を知っていれば、さらにキャラクターの理解が深まるようになっている。もちろん視聴していなくても世界観やキャラクターはわかるようになっている。四皇學園、その生徒会を担うのは鉤貫レム、楚神ウリエ、南那城メィジ、棗坂シキ。他の生徒たちから絶大なる支持を得ている4人、その正体はアクマ。その目的は”禁断のグリモワール”を手に入れることだった。
 原作アニメ同様楽曲が多く、舞台だけの新曲も用意されている。アニメ版もそうだが、ラップ風あり、ジャージーな印象のものあり、ラテンなものあり、J-POP風もあり、と多彩で飽きさせない。新曲はアニメ版と同じElements Gardenが手掛けているので、世界観はそのままで全体としてはショーアップ。アニメ版にあるシーンと舞台だけのオリジナルなシーンがあるが、特にアニメにもあるシーンは原作ファンにはたまらないシーンばかり。
 メインキャラクターはもちろん、全てのキャラクターに見せ場がある。リツカをイメージするダンサーが登場し、幻想的でエレガントにリツカを表現しており、”ダンデビ”の世界にふさわしい。アンサンブルのレベルも高く、アクションにダンスに大活躍、雰囲気を盛り上げる。映像も背景だけでなく、彼らの”技”も表現し、ファンタジーらしい”味付け”。ラスト近く、”そうだったのか”的な展開もあり、ここは必見。鉤貫レムは冷酷で笑顔を見せず、楚神ウリエはバラを手放さない、南那城メィジはドSなオレ様、棗坂シキは飄々とつかみどころがない堕天使、期待を裏切らないキャラクターでここはファン納得、もちろん”決まり文句”、”口説き文句”もふんだんに、ここは”萌えポイント”。舞台だけのオリジナルキャラクターはノエル(法月康平)、ホランド(Wキャスト・ゲネプロでは伊崎龍次郎)、二人ともストーリーのキーを握るが、どんな役割を果たしてくれるのかは”お楽しみ”。
 実は”本編”終了後、なんとミニコンサート(アクマの歌宴)が用意されている。毎回変わるのだが、ゲネプロでは鉤貫レムと立華リンド、ここはペンライト使用可、なので大いに盛り上がりたい。

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 なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは神永圭佑(鉤貫レム)、平牧 仁 (立華リンド)、崎山つばさ(楚神ウリエ)、吉岡 佑(南那城メィジ)、安川純平(棗坂シキ)、内藤大希(ローエン)。神永は「”いよいよ初日か”という気持ちと”もう初日か”という気持ちです」とコメント。平牧は「2年半ぶりの舞台でプレッシャーですが、レベルの高いカンパニーです」とちょっと緊張気味。崎山は「五感で楽しめるように!」と語った。人気の高いアニメ作品の舞台化ということでキャスト一同、気合い十分。見どころに関して神永は「アニメにあったシーンと、アニメにはないオリジナルなシーンがあります。目をかっ開いて〜」とPR。平牧も「アニメでは見られなかった表情が見られます」とコメント。吉岡は「全部、いいシーン!」と太鼓判。さらに神永は「各々のキャラクターに近づくために稽古して、まっすぐな気持ちで戦ってきました!」と出演者全員の気持ちを代弁。「(公演が)成功したらまた、みんなでやりたいです!」と吉岡がカンパニーの仲の良さをアピールした。コメントを言ってる間、お互い突っ込んだり、突っ込まれたり、の和気あいあいな雰囲気。会見の最後に口説き文句を披露、崎山が「僕のところにおいで」と言えば、平牧が「この命に代えても俺がお前を護る!」とICレコーダーに全力で吹き込んだ。吉岡も「オレ様のモノになれ!」と叫び、会見は終了した。

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ミュージカル『Dance with Devils』
2016年3月3日~3月13日
AiiA 2.5Theater Tokyo
公式Twitter:@ dwd_stage
http://dwd-stage.com
DVD発売決定!
2016年6月17日
価格:8100円(税別)
Disc1(本編)の他にDisc2は特典映像(バックスステージ・メイキング映像)Disc3は特典CDとなっている。

取材・文/高浩美

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