【インタビュー】ライブミュージカル「プリパラ」演出・田尾下哲さん特別インタビュー

一番苦労したところと言えば、メイキングドラマのところ、絵では「ダーン!!」と出てるところを舞台上ではどう表現するか、ですね。

ーー映像が出ますよね。オリジナルストーリーでありながら、既存の映像を使って、そこでそらみドレッシンクのみんながシンクロしているところは見どころだと思うんですけれども、楽曲もいわゆる有りもの、ジャンルとしてはジュークボックスミュージカル、カタログミュージカルとも言いますが、映像までもが有りものを使うところが非常に難しかったのではないかと思います。

田尾下:ごく自然に観て頂けたなら狙い通り!です。実は音楽の尺は、テレビ通りではなくって、今回のミュージカル版の長さに合わせた、シーンに合わせて調整しています。そのまま流してもシンクロしないんですよね。メイキングドラマのところは当然そうなるし。編集の部分で、今回の長さに合わせて、絵が不自然にならないように、原作チームに作った映像を観て頂き、監修もして頂きましたが、ファンの方々に、こんなシーンなかったんじゃない?とか、これ、おかしい編集だよねって言われないように、自然な中でかつ舞台の尺に合わせるっていうところもあって本当に苦労しました。そこに台詞が入っちゃったりとか他のキャラクターが入っちゃったりとか映り込んだりすることがあって、そこはカットしています。そういうところは技術的には気を使いました。一番苦労したところと言えば、メイキングドラマのところ、絵では「ダーン!!」と出てるところを舞台上ではどう表現するか、どうビジュアライズするかってところですね。本当に苦労したんですが、今回もそこは新しくしようと思っています。現在試行錯誤しているところですね。

ーーここが一番、難しいですね。

田尾下:メイキングドラマは舞台では出来ないだろう、サイリウムチェンジは出来ないだろうってところから始まっています。アニメ、コミック、ゲームとかが原作のものはもちろん映像だから、絵だから、っていう表現がいっぱい取り入れられているので、だからこそ!やりたいんですね。“じゃあ、どんなのやりたいの?”って言われたら、実写化不可能と思われるものをやりたいです。しかも身体で表現したいっていうのがありまして、今回は映像も使っていますけど、メイキングドラマ、アイテムを使って客席に飛び出るとか、舞台上に飛び出すっていうのがありますが、“これ、映像でしか出来ないよね”っていうのをどう舞台で表現するのか、そのものを映像で流してもしょうがないんです。メイキングドラマのシーンも、あくまでもファンの皆さんが普段のアニメのメイキングドラマを観て楽しんでいることをわかった上で、身体で、アイドルダンサーズの皆さんと、そらみドレッシングと一緒に表現するっていうところが今回、見どころだし、やりたかったところかな、と思います。

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