【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

2023年6月9日(金)より、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて開幕する舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」。

「文豪ストレイドッグス」は、2013年にヤングエースにて朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)により連載が開始された、“横浜”で繰り広げる異能力バトルアクション漫画。

舞台化シリーズは、2017年12月上演の舞台「文豪ストレイドッグス」を皮切りに、これまでに7作品を上演。終劇となる今作では、TVアニメ「文豪ストレイドッグス」第3シーズンを原作に、舞台ならではの表現で「共喰い」のエピソードを描きます。

この度、初演時から同役を演じてきた中島 敦役:鳥越裕貴さん、芥川龍之介役:橋本祥平さんにインタビューを実施。
終劇にかける想いや、文ステシリーズを振り返っての感想、思い出などを語っていただきました。

最後に直筆サイン入りチェキのプレゼントも♪

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

左から:鳥越裕貴さん、橋本祥平さん

終劇ということで、文ステシリーズを改めて振り返っていかがでしょうか?

鳥越:とにかく、初演からここまでずっとアツかったですね。

橋本:そうですね。個人的な話になりますが、慕っている先輩はたくさん居てもプライベートで遊ぶことがなくて。その中で、僕の家に遊びに来てくれたのはこのカンパニーのとりくん(鳥越さん)たちだけなんですよ。

鳥越:遊びに行くというより、襲撃しました。

橋本:襲撃されて、挙句の果てに僕の家族と仲良くなって(笑)。

鳥越:ここまで仲が深まったのも、これまでの文ステでの稽古や舞台上でのやり取りのお陰ですよね。文ステのキャストは、自分たちが出演していない公演も観に行っていて、出演者が良いバトンを繋いでくれているのを観て、それを受け取って僕らも繋いでいく。そうした熱量を持った人が沢山いるので、自ずと仲良くなるんですよね。

橋本:この作品だけではなく、中屋敷さんが演出で、とりくんが出演していた『熱海殺人事件』の舞台を、文ステカンパニーのみんなで観に行きました。みんなで一緒に行くなんてこと、なかなかないですよね。

鳥越:本当に有難いです。

初演からここが変わったなと、お互い感じたところはありますか?

鳥越:ちょっと、くすんできたかな(笑)。

橋本:僕の髪色ですか?(笑)

鳥越:いや、橋本祥平が(笑)。出会った当初は、ただただキラキラしてたんですけど、今はいい役者のくすみが出ていますね。キラキラだけじゃなくて、ちゃんと色々と経験した人間になってきましたね。

橋本:僕は出会った頃から、とりくんの印象は変わっていません。面倒見が良くて、面白くて、お芝居が大好きな先輩です。仲良くさせていただいていますが、尊敬しているので、僕ももっと近づいていきたいという気持ちも昔から変わっていません。
あとは、とりくんが変わったというより、環境的に年下が増えてきて、とりくんが目を掛ける後輩が多くなってきたんですよ。その分、僕への当たりが減ってきたので寂しいですね(笑)。

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

今作で期待していることはありますか?

橋本:まだまだ気を付けないといけないご時世ですが、コロナも落ち着いてきたので、文ステ終劇ということで、きっととりくんが派手な打ち上げを開いてくれるんじゃないかなと、期待しています。

鳥越:6年ですからね!派手に、しんみり、ガッツリとね。

橋本:昔はこうだったなとか、語り合いたいですよね。

鳥越:泣けるでしょうよ。みんな集めてやりたいですね。
文ステは今までやってきた作品の中でもテンポのいい作品だと感じていて。稽古をしていくうちに、テンポの良さだけではなく“うまみ”のようなものも出てくるので、今作でもどう出てくるのか期待していますし、楽しみにしています。

稽古の様子はいかがでしょうか?

鳥越:目まぐるしいね。

橋本:すでに通しができていて、ここからの作業としてはアクションのブラッシュアップをしていく感じです。ここまでの流れは早かったですよね。

鳥越:10日で全部通しをやるっていうのは、本当に早いですし、ある程度動きも入れてこのスピード感でやるのはなかなかないので、目まぐるしくやらせていただいております。
今作で大事にしたいと考えているところが、ずっと向き合ってきた院長とのシーンなので、しっかり落とし込めるように稽古をしていきたいです。

橋本:僕は芥川として、ブレずに向き合いたいと考えています。太宰さんや敦に対しての思いというのを、自分の中で踏ん切りが付けられるように向き合って、演じきりたいです。

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

これまでの公演で、印象に残っている場面や出来事はありますか?

鳥越:初演から演じてきて、(3作目の)「三社鼎立」で芥川とやり合った時、これまで色んな場所で経験したことを発揮して、受け取れるものや発信できるものがお互い多くなっていたので、初演にはない厚さが出たのが印象に残っています。

橋本:僕が演じる芥川は、敦がトリガーとなってプツンと切れるような瞬間が多いんです。とりくんは、ちゃんとプツンとなれるように仕向けてくれる。とりくんが居るから、自分もストレートに表現できたなと、それは6年経った今でも変わらずに思っています。
このカンパニーは、とりくんが座長だから今のこの形になっているんですよ。自分の役作りの方向性や、カンパニーが走っていく道しるべを、分かりやすく示してくれて、道の先にある旗を目指してみんなで走ってきた6年間でした。

鳥越さんは、どのような想いでここまでカンパニーを引っ張って来ましたか?

鳥越:自分が座長をやらせていただくからには、やっぱり楽しい現場にしたいという思いが根幹にありました。それは自分だけではなく、中屋敷さんや周りの環境のおかげでもありました。その中で、どれだけ真剣にみんなが同じ空気を感じて、取り組めるかを考えていました。やっぱり、現場が楽しい雰囲気だと、その空気感や楽しさはお芝居にも影響しますし、それがお客さんにも届くので、出来る限り楽しくありたい。それが1番でした。それで1番ガードが固い祥平の家にも襲撃出来ましたしね。

橋本:(笑)

鳥越:誘っても「行く」って言うわりに全然来ないので、逆に行きました。

橋本:本当に来るとは思わなかったな(笑)。実家に人が来るのは中学生以来でしたね。あれは僕の詰めの甘さもあったんですけど…バーベキューしたいねっていう話をしていて、そこでポロっと「うちで出来ますよ」って言っちゃって。その後、すぐに存在感を消したんですけど、とりくんに「お前言ったな!行くからな!」って、すぐ捕まりました(笑)。

鳥越:早かったでしょ。

橋本:本当に早かったですね(笑)。こんな感じで楽しい現場です(笑)。

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

最後に、本作を楽しみにしている読者の方へメッセージをお願いします。

橋本:今回で終劇となります。顔合わせの時に中屋敷さんが「最後だからって、別にエモくしません。今まで以上のものを作ります」と話していたのがすごく印象に残っていて、本当にその通りだなと思っています。とにかく今までで1番面白い作品にするという気概で頑張っておりますので、是非お時間のある方は劇場に足を運んでくれたら嬉しいです。

鳥越:キャスト・スタッフ・お客さんのおかげでここまで長くやらせていただきました。6年間、同じシリーズをやり続けられたこと、ここまで来れたことが何よりも素晴らしく、奇跡のようなことだと感じています。終劇ということで、みんな表には出さないけど、アツい想いがあるんですよ。それが芝居に乗っかって、文スト愛に包まれたら、この「共喰い」が出来上がると思います。なかなか終劇だと前もって言う作品はないと思うので、お客さんも見逃したり悔いの残らないように、是非劇場に来ていただけたら嬉しいです。こちらは楽しみに待っております。

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

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【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

【インタビュー】舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」鳥越裕貴さん×橋本祥平さん

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公演概要

舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」タイトル:舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」

原作:TV アニメ「文豪ストレイドッグス」
脚本・演出:中屋敷法仁
協力:朝霧カフカ・春河35

出演
鳥越裕貴 田淵累生 輝馬 長江崚行 桑野晃輔 堀之内 仁 桑江咲菜
今村美歩 齋藤明里 和泉宗兵/
橋本祥平 植田圭輔 正木航平 夢月せら 根本正勝/君沢ユウキ 永田紗茅/
大石 樹 エリザベス・マリー/岸本勇太 香取直登 鹿野宗健/松田 岳
岡村 樹 山中啓伍 小林らら 美守 桃 よし乃

企画 : 舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」製作委員会
制作 : バンダイナムコミュージックライブ/ゴーチ・ブラザーズ

【大阪公演】 2023 年 6 月 9 日(金)~11 日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
主催:サンライズプロモーション大阪
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (11:00~16:00/日祝休業)

【東京公演】 2023 年 6 月 22 日(木)~7 月 2 日(日)
会場:日本青年館ホール
主催:舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」製作委員会
お問合せ:インフォメーションデスク https://information-desk.info/

【チケット情報】
チケット料金:全席指定 9,900 円(税込) ※未就学児入場不可

公式サイト http://bungo-stage.com/
公式Twitter https://twitter.com/bungo_stage

【公演履歴】
2017 年 12 月~2018 年 2 月 舞台「文豪ストレイドッグス」
2018 年 9~10 月 舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」
2019 年 6~7 月 舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」
2020 年 9 月 舞台「文豪ストレイドッグス 序」探偵社設立秘話・太宰治の入社試験
2021 年 4~5 月 舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」
2021 年 10 月 舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」
2022 年 6~7 月 舞台「文豪ストレイドッグス STORM BRINGER」

(C)舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」製作委員会

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